FXの確定申告の際の税率は、所得の額によってそれぞれ大きく異なります。
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FXの損失
FXでの取引において、利益を上げた場合は雑所得に含まれ、その雑所得が20万円を越えると確定申告を行わなければいけません。
これに対し、雑所得の合計が20万円を越えなければ確定申告が必要ないというのがほとんどで、その場合は税が課せられることもありません。
そこで、もしもFXで損失が発生してしまった場合は総所得から差し引いて納める所得税を減額することができるのでは?と思う方がいるかもしれません。
しかし、実際にはそのようなことはなく、損失が出た場合は確定申告や納税が必要ないというだけなのです。
たとえば、100万円を元手にFXの取引を行ったとして、1年目は50万円の損失が発生し、2年目は50万円の利益を上げたとします。
この場合はもちろん、1年目においては確定申告や課税はありませんが、2年目はどちらも必要となり、所得税額に合わせた納税が必要となります。
つまり、結果的に見ると50万円の損失の後に50万円の利益を上げたということで、手元に残った資金は100万円となり、プラスマイナス0としたいところですが、2年目の課税によって元手よりも少なくなってしまいます。
このように、利益を上げたら課税対象となるのに対し、損失が出ても税額が減らないというのが現在の税制です。
有効な解決策として、損失が出た際にはその損失を翌年に繰り越して、もしも翌年以降3年以内に利益を上げた場合はその利益から損失控除をすることができるFX取引業者が中にはありますので、それを利用することができれば節税にとても効果的です。